鉛筆のチカラ 木下晋・吉村芳生展

鉛筆のチカラ
−木下晋・吉村芳生展


 展覧会情報

展覧会期:
2014年12月6日(土)
~2015年2月8日(日)

休館日:
火曜(祝日の場合は翌日)、
年末年始(12/29~1/3)休館

開館時間:
10:00~20:00
(展覧会入場は19:30まで)

観覧料:
一般:1000(800)円、
シニア(65才以上):800(600)円、
高・大学生:500(400)円、
小・中学生:無料(要名札)
*( )は前売り、20名以上の団体、身体障害者手帳等をお持ちの方
会場:
熊本市現代美術館
ギャラリーⅠ・Ⅱ

主催:
熊本市、熊本市現代美術館(公益財団法人熊本市美術文化振興財団)、熊本日日新聞社、KKTくまもと県民テレビ
後援:
熊本県、熊本県教育委員会、熊本市教育委員会、熊本県文化協会、熊本県美術家連盟、熊本国際観光コンベンション協会、NHK熊本放送局、J:COM熊本、エフエム熊本、FM791(予定含む)
協賛:
熊本市人権啓発市民協議会
協力:
小林ハル瞽女唄保存会
お問い合わせ:
熊本市現代美術館
〒860-0845
熊本市中央区上通町2番3号
TEL:096-278-7500
FAX:096-359-7892
http://www.camk.or.jp
 

鉛筆という誰でも一度は使ったことのある筆記具が画材として使用されたとき、そこにはある種の身近さと鉛筆の持つ潜在力の豊かさが浮かび上がってきます。本展覧会ではその鉛筆の魅力にとりつかれた木下晋と吉村芳生の作品をご紹介します。1日に14時間鉛筆を手に紙に向かう木下と1000枚もの新聞という過去に今の自分の顔を描き込む吉村の、それぞれの「手作業」による「日々」の集積ともいえる鉛筆のチカラを感じる空間作りを目指します。また、木下はモデルの人生そのものを描き写すかのような人物画を、吉村はひたすら自画像を描き続けています。主観的に内面を掘り下げていく木下と、自身を描きながらもあくまでも客観的に社会をとらえる吉村を対比させることから見えてくる、それぞれの作家の想いを紐解きます。

作品紹介(木下晋)

《100年の視力》2001
新潟市美術館蔵

《102歳の胎内回帰》 2002
作家蔵

《徘徊》1987
国立国際美術館蔵

《掌握》 2011
作家蔵

作品紹介(吉村芳生)

《モッコウバラ》2000
みぞえ画廊蔵

《無数の輝く生命に捧ぐ》2011-2013
個人蔵

《Self-Portraits 1000
in Paris》 2011-2012
個人蔵

《コスモス 徳地に住んで見えてくるもの(色鉛筆で描く…)》
2007 みぞえ画廊蔵

木下晋 プロフィール

略歴
1947 富山県富山市に生まれる
1963 自由美術協会展に最年少で初入選
1970 富山を離れ新潟に転居
1981 新潟県出湯温泉「石水亭」にて小林ハルに出会う
1983 小林ハルをモデルに制作開始
1999 東京大学工学部建築学科講師('99~'08)
2001 武蔵野美術大学造形学部油絵科講師('01~'08)
2003 新潟薬科大学講師('03~'08)
2005 桜井哲夫をモデルに制作開始
2006 名古屋芸術大学特別客員教授
2009 金沢美術工芸大学大学院専任教授('09~'14)
2013 武蔵野美術大学客員教授
     紺綬褒章受章
2014 金沢美術工芸大学客員教授

おもな展覧会歴
1998 「木下晋展 - 祈りの譜」(町立久万美術館/愛媛)
2004 「六本木クロッシング展」(森美術館/東京)
2005 「木下晋展 - 剥ぎ取られた闇」(朝日美術館/長野)
2006 「木下晋展 - 浮かび上がる内面世界」(佐喜眞美術館/沖縄)
2007 「ATTITUDE2007」(熊本市現代美術館/熊本)
2010 「木下晋展」(福岡市美術館/福岡)
2012 「木下晋展 祈りの心」(平塚市美術館ほか)
2013 「木下晋展 - 生命の旅路」
    (原爆の図丸木美術館/埼玉、沖縄県立博物館・美術館/沖縄)
2014 「木下晋絵本原画展」(田中一村記念美術館)

吉村芳生 プロフィール

略歴
1950 山口県防府市生まれ
1971 山口芸術短期大学卒業
1976 創形美術学校(東京都)に入学
1980 デザイン専門学校(広島市)の非常勤講師となる
1983 山口県芸術文化振興奨励賞受賞
1984 小林和作賞受賞
1985 山口県山口市徳地に移住
1998 山口芸術短期大学非常勤講師となる
2011 シテ・インターナショナル・デザール(パリ)に1年間滞在(-2012)
2013 12月6日逝去

おもな展覧会歴
1984 「吉村芳生展 730日の自画像」(下関市立美術館/山口)
2007 「吉村芳生展 色鉛筆で描く花の世界」(香美市立美術館/高知)
    「六本木クロッシング2007・未来への脈動」(森美術館/東京)
2010 「吉村芳生 - とがった鉛筆で日々をうつしつづける私 - 」
    (山口県立美術館/山口)
2014 「吉村芳生 最期の個展」(アスピラート[防府市地域交流センター]/山口)
    「山口県立美術館コレクション展「吉村芳生」」(山口県立美術館/山口)

展覧会関連イベント
アーティストトーク
出品作家木下晋によるアーティストトークを開催します。
■講演者 木下晋
■日時 12月6日(土)14:00~
■場所 ホームギャラリー
■料金 入場無料

「瞽女唄を聴く」コンサート
■日時 12月21日(日)14:00~
■場所 ホームギャラリー
■料金 入場無料

CAMK新春福引
今年もやります!CAMKの仕事初めとなる空クジなしの新春福引です。
■日時 1月4日(日)10:00~17:00
■場所 美術館エントランス
■料金 参加無料

CAMKレクチャーカレッジ
本展覧会の担当者が展覧会について語ります。
■講演者 蔵座江美(担当学芸員)
■日時 1月11日(日)14:00~
■場所 ホームギャラリー
■料金 入場無料

鉛筆画ワークショップ「自画像を描く」
参加者は鏡をご持参ください。
■日時 1月18日(日)10:30~16:00 *お昼休憩あり
■場所 キッズファクトリー
■対象 高校生以上15名(要予約)
■料金 参加無料

プレママ&ファミリー・ツアー
0~6歳の子供と大人の組み合わせ、また妊娠中の方と家族や友人の皆さんと一緒に展覧会を楽しみましょう。大人は展覧会チケットが必要です。
■日時 1月10日(土)10:30~11:30
■場所 展覧会場内
■定員 7組(要事前申し込み)
■料金 参加無料

ギャラリー・トーク
学芸員が展覧会の解説案内をいたします。
■日時 12月7日(日)、12月28日(日)、2月1日(日)、2月8日(日)
各15:00~15:30
■場所 展覧会場内
■料金 無料(要展覧会観覧券)
会期中のイベント
詩の朗読会
自作の詩の朗読会で、飛び入り参加も自由です。詩作にご興味のある方、ぜひ参加ください。
■日時 12月25日(木)テーマ「クリスマス」
1月22日(木)テーマ「エンピツ(筆記用具)」 
各18:00~18:55
■場所 ホームギャラリー
■料金 無料

CAMK読みがたり
美術館ボランティアによる絵本や紙芝居の読みがたりです。親子でお楽しみください。
■日時 12月20日(土)テーマ「クリスマス」
1月17日(土)テーマ「にっぽんの行事」 
2月7日(土)テーマ「春よこい」 
各11:30~12:00
■場所 アートスカイギャラリー
■料金 無料

ミュージック・ウェーブ
展覧会や季節にちなんだコンサート、朗読会を開催します。
【vol.85】「CAMKピアノコンサートvol.16」
当館ピアノボランティアさんによるクリスマスコンサートです。
■日時   12月14日(日)14:00~
【vol.86】「鉛筆のチカラ−音楽の場合:會田瑞樹打楽器リサイタル」
■日時   2015年1月25日(日)14:00~

■場所 ホームギャラリー
■料金 無料

月曜ロードショー
毎週月曜日の午後のひとときを、美術館で映画を楽しみませんか。
■日時 毎週月曜14:00~、18:00~の2回上映(各回定員90名)
■場所 アートロフト
■料金 入場無料
各内容は月曜ロードショーのページでご案内しています。

ホームギャラリー・コンサート
毎日午後7時から、ホームギャラリーにて、ピアノボランティアによる演奏を開催しています。
 
このページの先頭へ戻る